2016年04月30日

庁舎建設は粛々と進む

 4月28日開催された市長の議会への定例報告、総合政策特別委員会についてお知らせします。

 総合政策特別委員会では、東庁舎改修の議論が行われました。新庁舎本体は、3月議会で新庁舎建設予算が通り、粛々と平成30年完成に向けて進んでいます。もう何を言っても止まりません。継続使用となった東庁舎には、議会がそのまま残るため、議員と契約検査課との打合せが行われてきました。

 耐用年数は20年ほどありますので、有効活用すべき建物ですが、住民投票がなければ、取り壊しされる建物でした。新庁舎見直し運動を求めていた時、行政、議会多数派は、「東庁舎を今後20年間使用するためには、設備を含む全面改修が必要となり、改修費試算は2.3億円」となるので、存続は無駄と言い続けていました。

 今回、議会の意見を聴いた上での試算結果、「3億円以下に抑えたい」(行政担当者)との説明です。床、壁紙、天井張替、空調施設の更新、照明機器の更新費用を合計した試算です。空調施設は、交換部品がないため、壊れれば対応ができないため、継続使用のために更新はやむを得ないと考えます。議会部分の空調・電気設備更新で、約5800万円。議会部分の床貼変え無しにすれば、合計約7800万円(床張替すれば約700万円増)と試算されました。

 さらに2階部分(現在、福祉課、行政課などが使用)、1階部分(公用車の駐車用)の改修が加わるため、「3億円以下に抑えたい」となっています。東庁舎の活用の原点は、最小限の改修の上活用と理解していました。耐用年数20年と考え、空調・電気設備などのように交換部品の関係で継続使用できない機器の交換は絶対ですが、壁紙、床などの張替・交換などの見た目などの老朽化は、市民目線(=市民理解)での改修に抑えるべきだと考えます。

 東庁舎改修スケジュールは、議会の意向が決まったため、実施設計に取り掛かり、8月末までに最終図面、費用が決定となります。実際の改修工事実施は、新庁舎建設完了、職員の引っ越し後となります。現議員の任期中は、現東庁舎のままでの使用となります。後3年弱の間の状況変化を考慮しながら、実際の改修工事に入れば良いでしょう。その間には、市民のみなさんのご意見をお伺いできると考えます。

 総合政策特別委員会の前に行われた定例報告会では、①カナダ・クラリントン市における世界新城アライアンス会議参加について、②銅像「岩瀬肥後守忠震(イワセヒゴノカミタダナリ)公之像」の寄付について、③東三河ジオパーク構想のPRチラシについての3点が報告されました。

 ①点目についてお知らせします。世界新城アライアンス会議は、新城市が呼びかけた「世界新城サミット」(平成10年実施)から続いている世界の新城市との交流行事です。平成20年からは、名称が「新城サミット」から「新城アライアンス」に変わっています。新城サミットは、会を重ねるたびに参加国から「メリットが見えてこない」などの声が大きくなり、市民レベルの交流を中心としたアライアンス(=同盟)となったと理解しています。

 今回の参加は、平成30年が20周年となるため、私たち新城市での開催が予定されています。そのため、新城市開催を見据えて市長を含めて16名(予定)の派遣を考えているとのことです。「何のためにやるのか?」「無駄遣いだ!」の声が消えないまま継続されていたのが、新城サミット(市長選の度に見直しが争点に)でした。穂積市長の一期目のマニュフェストでも、見直しが明記されていました。これまで参加した若者が、世界の若者に刺激を受け、市政参加への意識を高めたという効果が生まれています。国際交流から考えても、派遣に反対するわけではありませんが、「費用対効果」を意識して取り組むべきです。

 定例報告会では反対の声もなく終わりましたが、問題はその晩に起こりました。定例報告会では、市長からの議員派遣要請はありませんでしたが、急に議員派遣についての全員協議会開催が決まり、その晩に各議員にメール連絡が入りました。

 次の日の全員協議会では、何人かの議員が「急に議員参加要請はおかしい。なぜ、早くから議員要請ができなかったのか?議員派遣が必要だったら、定例報告会で市長が直接派遣要請すべきだった」「以前、新城サミットに行った議員がいたが、市政に活かされたとは考えられない」「議員参加をしないことを申し合わせしていたのではなかったか」「若者など市民の見聞を広げることは否定しないが、議員としていくメリットは見えない。議員にはより明確な参加理由が必要」「行きたい議員がいれば自費でいったらいいのでは」などの声を挙げたため、これまでの議会対応を調査した上で、再議論をすることになりました。いつになく、筋書の無い議論が交わされました。

 急な議員派遣要請は何だったのか?「市長が急に思い至った」とは思えません。職員たちの対応を見ても(全員協議会に担当職員が3名参加)、職員自身が困惑しているような感じでした。もしかしたら、議員のゴリ押しでもあったのか?と勘繰りたくもなります。全員協議会終了後、何人かの議員が市長室の方に向かったという情報(確かな情報ではありませんが)もありました。もし、議員派遣を行わせるために、市長に言わせていたとしたら、議員活動の逸脱です。そんなことがなかったことを祈ります。
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2016年04月28日

「ロングトレイル」中高年に人気

 4月28日の中日新聞に載った記事ですが、「『ロングトレイル』中高年に人気」「自然や文化に触れ、歩く」という言葉が目に留まりました。記事は「自然や地域の文化に触れながら長距離を歩くロングトレイルが、リタイア世代や中高年女性グループの人気を集めている」と始まっています。

 新城市にとって追い風になりそうな記事です。これまで新城市は、三宝として「人」「自然」「歴史と文化」を強調してきました。しかし、外に向けた発信力があまりなかったように思います。三宝が点となっており、線、面への広がりが無く、新城市への滞在時間が短く、観光面から見て非常にもったいない状況が続いています。

 全国の自治体はどこでも、地域の魅力は一杯あると宣伝し、何とか交流人口(=観光客)を増やそうと努力していますが、そう簡単に観光客増に結び付けることはできません。これまでもよく言われていることは、「あるもの探し」の必要性です。ないものねだりではなく、あるものをどの様に磨き、光輝かせるかです。

 客観的に見て、新城市には磨けば光るものは沢山あります。市HPを見れば、観光地百選(鳳来寺)、森林浴の百選(愛知県民の森)、日本の滝百選(阿寺の七滝)、日本の棚田百選(四谷千枚田)、日本の百名湯(湯谷温泉)などと、いくつもの○○百選に選ばれた資源が一杯あることがわかります。これらの資源の結び方で、ロングトレイルになります。問題は、それらの資源をどの様に誰が磨くのか、磨かれた資源をどの様に魅力あるコースに仕上げるかです。

 行政だけでできるとは思えません。市長も盛んに言っている「自治」を活かすしかないと思います。何のために磨くのか、何のために観光客を増やすのかなど、新城市の将来の姿を市民が共有する前提が必要になります。具体的に責任を持って資源磨きをする市民組織(地域協議会を有効に活用)を作り、市民と行政の協働が進めば、住民にとっても自慢できる魅力ある資源が見えてくるでしょう。

 具体的に一つの事例を提案します。東海自然歩道が、新城市内に35.9kmの長距離を通っています。新城市の魅力ある資源(阿寺の七滝、鳳来寺山など)を歩きます。管理は愛知県です。一部維持管理は新城市に委託されています。この35.9km区間の魅力を上げれば、少なくない人が、新城市のリピーターになってくれるでしょう。
 
 今回のブログにつながることになりますが、4月23日には、奥三河観光協会主催で、東海自然歩道「愛知静岡県境・鳶ノ巣山・阿寺の七滝コース大会」が開催されました。東海自然歩道を活かしたいという思いもあり、参加してきました。参加者約90名でした。中日新聞の通り、参加者の大半は中高年、女性のグループ参加も多くありました。中高年が、魅力あるコースを選び、自由に出歩ける時代が来ていると感じました。

 歩いて感じたことです。都会の雑踏を離れ、清流が流れ、鳥の鳴き声が聞こえ、自然に向き合える条件はありますが疑問も残りました。また来ようという魅力があるのかという疑問です。新緑の季節ですが、コース周辺の山には杉・檜が植えられ、新緑が少なく景色が単調です。清流が流れているのに、川岸には杉・檜です。休憩所の老朽化が進み、もてなしの心が十分感じられませんでした。

 東海自然歩道を活かしながら、周辺の魅力を広げていけば、過疎進行中の地域に観光客を呼び込むことも可能だと思います。新城市の観光政策がまだぼやけています。新城市のどの資源をどの様に活かすかを、市民を巻き込みながら進めるしかありません。職員からは、「行政のできることはやっている」という思が伝わってはきますが、これまでの発想を捨てない限り、次の観光政策はできないのではないでしょうか。
 
 


東海自然歩道を歩いた時の写真を添付します。阿寺の七滝手前でバッテリーが切れました。準備不足。気になったヶ所です。
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2016年04月27日

経済建設委員会(No4)が開催されました

 4月26日に定例会(No4)を行いました。テーマは、木質バイオマスの活用です。今回は、予定通り地域おこし協力隊の大西君に参加をお願いし、これまでの木質バイオマスの取組状況を報告してもらいました。

 大西君は、新城市に来て1年程が経ちます。地域おこし協力隊は、総務省の事業で、人口減少自治体に若者を派遣し、地域活性化の応援をしながら、最終的には派遣先への定住を目的にしています。給与の保証は、任期期間(最長3年)で終わります。

 現在、新城市で働く地域おこし協力隊は、5人(農業関連2名、商工関連1名、観光関連1名、木質バイオマス関連1名)です。過去には、水力発電の活用を目的に地域おこし協力隊員として働いていたメンバーが、隊員活動を活かすために市職員として働いています。隊員をどの様に活かすかが、受け入れた側の責任です。任期3年が終ると共に、新城を去るとならないようなバックアップ体制を整えなければなりません。

 経済建設委員会では、木質バイオマスを中心に議論を始めていますので、丁度、大西君の活動とリンクしてきました。大西君の活動の成果は、大西君の自立だけでなく、委員会、行政の責任を果たすことにつながるという思いで大西君の報告を聞きました。

 大西君の経歴は、大学、大学院、広島県庁(環境専門職として9年間の勤務)、起業のため県庁退職(3年程民間を経験)、そして現在に至るまで、「環境」を中心に生きてきた若者です。特に、福島原発事故を経験し、「新エネルギーのあり方」が、大きなテーマとなり活動を続けています。新城市の隊員募集に応募したのも、新城市が進めている「自然エネルギー」の取組に共感したからだそうです。

 報告の要旨は、「新城市の面積の84%を占める森林を活かすためには、木質バイオマスによるエネルギー活用が必要。木質バイオマスの利用は、「熱利用」「発電」「ガス化による発電」などがある。ガス化による発電は効率が良いが、日本ではまだ技術が確立されていないため、当面目指すのは難しい。発電は、採算性を考えると大規模発電(燃料約6万トン/年が平川市)となるが、燃料の安定的な確保が難しい。現実的な選択は、薪ボイラー導入の成功事例を作ること。新城市では、木の駅プロジェクト(間伐材などを持ち込んだプロジェクトメンバーに6000円/トン[半分は市の補助]が支払われ、最終的に名古屋の会社がチップ化し製紙会社に販売するという取組。収集量年約150トン。)が取り組まれている。このプロジェクトを活かしていけば、切捨て間伐材の回収につながる。いきなり、大量の木材が必要となる木質バイオマス発電に飛びつくより、地道に足場を固めて、将来的に発電を考えた方が良い」ということです。

 情報として、豊田市で取り組まれている製材所建設の事業についての資料提供もありました。豊田市の製材所の取組は、豊田市が敷地を造成し、豊田市の林業活性化のカンフル剤として、民間会社を公募するというものです。資料によると「地元林業関係者の協同組合方式では、経営がうまくいかない事例もあり、公募により確かな企業に任せるべきとの判断をした」と豊田市の幹部は述べています。

 もし、この製材所が稼働すれば、愛知県下の生産量に匹敵する規模となるため、新城市の木質バイオマス活用(発電所への燃料供給など)へも影響が出てくることも考えられます。操業開始予定は平成30年となっていますので、操業内容確認のために、豊田市への視察受け入れの可否について打診を行いました。

 また、新城市内でも湯谷温泉審議会の答申(以前から検討が進んでいた加温用重油ボイラーの検討に関連した答申)が出たとの情報が委員長に届いています。どの様な答申が出ているのかの報告を、5月10日(火)の定例会で観光課長より受けることにしました。続いて、前出の木の駅プロジェクトで進められている間伐材などのチップ化の現状を確認するために、製紙会社への視察を5月中旬に計画しました。

 今回の会議は、大西君からの様々な情報提供に対しての委員からの質問で、お互いの認識も深まりました。今後の課題も少しずつ明らかになり、木質バイオマスの活用が、新城市及び周辺自治体の生き残りの大きな一手であることの認識は深まってきました。

 もう一つの検討項目(観光)についても並行して進めます。当面は各種観光関連団体の聞き取りを続けます。奥三河観光協議会、奥三河雇用創造協議会など、順にお話をお伺いしていきます。



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2016年04月23日

経済建設委員会(No3)が開催されました

 4月19日に経済建設委員会定例会(No3)を行いました。テーマは、木質バイオマスと観光です。これまでの観光課、木質バイオマス発電を手掛ける津軽バイオマスエナジーの大山社長との打合せ(参考資料を下記に添付)を受けて、議論を行いました。

 木質バイオマスについては、山を守るための方法について、違う面から議論を行いました。これまでは、山の切り捨て間伐材を中心とした発電についてでしたが、この日は、チップとしての販売の可能性についてでした。現在、東海バルブ(島田市に立地)、日本製紙(富士市に立地)に建築廃材由来のチップを運んでいます。新城市にも建築廃材をチップ化できる産廃業者もいます。現時点では、燃料としての利用となっていますが、建築廃材の利用の仕組みが動いています。

 最近は、製紙会社での間伐材の要望も増えているとのことです。これまで、木材が循環できず放置されてきた山を再生させることが一番の要です。発電所への燃料供給は、非常にハードルが高い事業となります。チップ化で、切り捨て間伐となっていた材が、経済循環できれば、山の再生に近づきます。製紙会社の動きを調査し、木質バイオマスの流れを確かなものにしてきたいと考えます。

 また、豊田市で建設が進んでいる西垣林業の製材所建設の状況も併せて調査していきます。予定の製材所が稼働すれば、現時点で愛知県内での木材生産と同等の木材量を扱うと聞いています。この動きは、現在検討を進めている木質バイオマス発電にも大きく影響します。愛知県下の木質バイオマスの状況も把握する必要もあります。新城市では、地域おこし協力隊の中に、木質バイオマスを中心に活動している隊員(大西君)がいます。様々な検討を進めているとのことで、次回は直接、大西君から情報提供をお願いすることにしました。

 観光についてです。新城市観光基本計画アクションプランが今年3月に策定されました。しかし、計画が多岐に渡り、個々の計画の具体的な動きまで見えてきません。観光組織として、観光課、新城市観光協会、奥三河観光協議会がありますが、連携はどうなっているのか、それぞれの組織の課題は何か、なども明らかにし、委員会としての政策提案に結び付けて行きたいと思います。次回の会議には、奥三河観光協議会から、資料を取り寄せ、組織の在り方から確認していきます。

以下に、4月13日に行われた、木質バイオマス発電の打合せ議事録(文責 白井)を添付します。

 

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posted by 地産池消 at 08:43| 愛知 ☁| Comment(2) | 経済建設委員会定例会 | 更新情報をチェックする

2016年04月19日

有機無農薬農業で新城市を発信したい

 農業を生き返らせる要は、有機無農薬農業だと考えています。これまで、有機無農薬にこだわり、仲間と共に色々な取組を進めてきました。現在は、千郷小学校前で、野菜市を続けています。取り組みは、まだまだ小さいですが、将来の新城農業に希望をつなげたいと思います。

 4月17日には、なごや国際オーガニック映画祭に行ってきました。主催は、「なごや国際オーガニック映画祭実行委員会」、開催場所は、ウィルあいち(名古屋市東区)でした。第三回目となります。有機農業を目指す農業者、消費者が一緒に主催している映画祭です。

 映画祭と言っても、映画だけではありません。オーガニックに取り組む団体の出展、有機農業による就農相談・有機農業の技術相談コーナー、オーガニック&フェアトレード(伝統的な手工芸品や農産物を公正な価格で取り引きし,企業や地主などから不当な搾取を受けている発展途上国の人々の経済的・社会的な自立を支援する運動)カフェなどの企画もありました。

 映画は5本。全て観てきました。最後の映画が終って午後6時30分。久しぶりに、有機農業にどっぷり浸かった一日となりました。生きる原点が、「食の安全・安心」にあることを再確認しました。

 上映された映画は、「パパ、遺伝子組み換えってなぁーに?」(2013年、米国、85分)、「太陽の女王・ミツバチからの問いかけ」(2010年、米国、82分)、「有機農業が拓く地平—インド ティンパクトゥの挑戦」(2012年、インド、30分)、「たうえうた」(日本、2014年、45分)、「土の讃歌」(2012年、米国、104分)でした。

 全体を貫くものは、「命」の循環です。遺伝子組み換えが、人類の食料危機を救うという大義名分で、世界に広まっています。遺伝子組み換えを儲けの道具としているモンサント社は、「伝子組み換えの餌を与えたラット実験3ヶ月で問題は出ていないから安全」と言っていますが、モンサント社と関係のない科学者により、5ヶ月を越えると異常が発症するというデータも公開されているようです。ラットの寿命は2年、5ヶ月で異常となれば、人間で異常が出てくるのは数十年後となります。今、人体実験が行われていると映画では、警告しています。

 遺伝子組み換え食品は選ぶことができるでしょうか?日本では、「主な原材料(原材料の重量に占める割合が上位3番目以内で、しかも原材料に占める重量の割合が5%以上)」にしか表示義務がないため、知らず知らずに食べているのです。表示義務がなかったアメリカでは、表示義務を求めてデモが行われても、モンサント社などが、政治を取り込みその声を抑えてきました。アメリカの遺伝子組み換え作物が、日本にも大量に入っています。本当に大丈夫か、影響は次世代です。

 農薬、化学肥料の影響も考えるべきです。農薬が、ミツバチの生態に大きな影響を与えていると警告しています。ミツバチがいなくなれば、作物の40%余の受粉が出来なくなり、食料生産に大きな影響を与えます。ミツバチの減少の原因として、農薬の影響が指摘されています。農薬が、ミツバチの脳神経を攪乱させるために働き蜂が巣に帰ることができなくなり(帰巣本能の崩壊)、巣からミツバチが消えていくというのです。減少の原因として、ダニ説もあるようですが、農薬に耐性ができたダニがスーパーダニとなり、逆にミツバチを襲う環境を作っていると指摘しています。農薬が生態系のバランスを崩した結果、ダニが繁殖するという結果を招いているというのです。

 化学肥料は、夢の材料として使用当初は農民から喜ばれたものです。しかし、年数を経るに従い、土に大きな変化を与えました。化学肥料は、土の中から微生物、バクテリアなどの生き物を奪い、固く締まった農地を残しました。その農地で作物を作るためには、大量の化学肥料が求められます。投入した肥料の多くは、作物に吸収されずに地下水に浸透していきます。地下水は川に流れ海に流れ込み、海は富栄養化し、魚が生息できない(大量の栄養分の分解のために海中の酸素が使われ、貧酸素状態となり魚が生きていけない)状態になっていきます。農民も漁師も永続できないのが、化学肥料なのです。

地球の大地の奇跡は、緑の植物(有機物)の存在です。有機物が育ち、大地に様々な生物を育てていきました。土が豊かになり、生態系が豊かになっていきました。荒れ地を肥沃な大地に変える力を植物は持っています。多くのエネルギーを使って、化学肥料を作らなくても、自然界には有機物は一杯です。進歩した科学的知識を総動員すれば、自然と協調した生き方は可能です。

久しぶりに有機農業に浸った一日でした。人間も自然の一部と考えれば、余りにも自然と離れた生活は、永続できないと思います。大量消費生活を経験し、「豊かな生活とは何か?」を自問自答する人も増えています。「食」を真ん中にして、新城農業を考えることに、「豊かな生活?」の答えがあると思っています。自然と協調した生産=有機農業には、大きな可能性があるでしょう。新城農業の未来を、有機農業に期待しています。


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オーガニックに取り組む団体の出展場所での交流状況です
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新城市在住の有機農業者の松沢政満さんです。オープニングのあいさつと有機農業就農相談コーナーを担当して頂きました。
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posted by 地産池消 at 14:41| 愛知 ☀| Comment(6) | 食・健康 | 更新情報をチェックする

2016年04月13日

経済建設委員会定例会(No2)が開催されました

 4月12日(火)、新城開発センター(鳳来総合支所隣)で委員会の定例会が行われました。観光課との打合せでした。テーマは、新城市観光基本計画アクションプラン(今年3月策定)でした。このアクションプランは、平成22年3月策定の「新城市観光基本計画」に基づいて実施された前期(平成25~平成27)の検証・総括の上に策定された後期(平成28~平成31)の計画となります。

 事前に議員には配布されていました。読んだ第一印象は、「様々な計画の羅列で、誰がいつまでに何をやるのかがわからない。絵に描いた餅になる可能性がある」ということでした。前期計画の検証・総括が実績報告書としてまとめられています。
 
 前期計画の総括は、「入込客数は、もっくる新城の来場者数を除けば、アクションプラン実施前と横ばい状態。多くの取組を行ってきたが、大幅な変化は表れていない。しかし、新東名の開通などの変化を追い風に、これまでの事業の効果が表れるものと期待する」ということです。

 取組んだ結果としての課題も以下の様に明らかにしています。

「自然を目的とした観光は、全国的にニーズの高い分野であり、より積極的な事業展開が求められている」

「保存状態の良い古戦場や山城は、観光地として非常に魅力ある資源であるが、見どころが分かりにくいことが課題となっている」

「地域の伝統行事、伝統芸能は、古くからこの地域に根付いた固有の文化であるとともに、貴重な観光資源でもある」

「湯谷温泉は、市を代表する観光資源のひとつであり、宿泊拠点として大きな役割を担っているが、宿泊利用者数の減少が大きな課題となっている」

「特産品や土産品は地域の魅力のひとつであり、観光誘客による地域活性化を図るための有効な手段であるが、全国的な知名度が低く大幅な誘客には結び付いていない」等々(まだ明記されていますが、割愛)

 それではどうするかという提案が見えないのです。後期アクションプランは、以上のように明らかになった課題の解決策の具体化が出来ていません。希望だけでは、政策とは言えません。観光課との打合せで、見えてきたことは、「観光案内看板の予算がないため、老朽化した看板の建て替えができない」「現在の人員では、年間イベントをこなすことで精いっぱい。土日出勤の避けることができない」「イベントに市民の協力体制ができていないため、職員が実務を担うしかない。本来の政策づくりに力をさけない」「現状では、少しずつ変化を作っていくしかない」「観光協会、観光課、奥三河観光協議会の役割分担が不明確」ということです。

 観光推進の基盤が不十分と言えると思います。担当者レベルの努力で何とかなる状況ではありません。新東名開通に、観光振興を期待すると言いながら、今のままでは、開通の恩恵を受ける前に、開通効果が消えてしまうのではないでしょうか。観光は新城市の産業を左右する大きな事業です。従来の発想を変えない限り、目の前のできることだけを追い求めることになりかねません。

 今回の打合せを受けて、来週の経済建設委員会定例会で観光問題を議論します。今回の議事録は下記に添付しました。
 

観光課打合せNo2.pdf

posted by 地産池消 at 11:25| 愛知 ☔| Comment(7) | 経済建設委員会定例会 | 更新情報をチェックする

2016年04月11日

新城市は観光地

 新城市は観光地でしょうか?

 新城市には、色々な選定者により選ばれた「日本百選」の地が16ヶ所(新城市のHP)あります。観光資源になりうる場所が多数あるということです。多くの市民も、「新城市にはたくさんの歴史・自然がある」と口にします。温泉もあります。立派な観光地になり得る条件はあるのです。

 しかし、新城市を自慢する声は、意外に多くないのが現状です。少子高齢化という深刻な状況が、全国の市町村に危機感を感じさせています。地域の資源を活かし、活性化のための模索が続いています。地元の資源は何か、と洗い出し、何とかそれを磨こうとしています。新城市には、磨く資源があるのですが、それが十分磨かれていません。

 どの様に磨いていくのかという政策が曖昧です。地域協議会では、地域自治区活動交付金事業(H28年度予算では、3000万円)が取り組まれています。地域の住民による地域の活性化のための予算ですが、限られた税金を使うという点から考えて費用対効果に疑問を感じています。地域が持続するためには、そこに住む住民の生活を保障する政策が必要です。

 なぜ、若者の流出が止まらないのかを考えれば、早急にやるべきことは明らかです。若者の職場づくりが必要です。新城市には活かすべき観光資源があります。現在、東庁舎ロビーで、昨年度の各地域で取り組まれた地域自治区活動交付金事業報告が張り出されています。

 事業の中には、新城市の観光資源となりうる場所での取り組みがいくつもあります。課題は、一地域だけでは、観光客を魅了するだけの広がりを作ることは難しいということです。資源の選択と集中を行い、各地域の取組の方向性をまとめる司令塔が必要なのです。新城市にその司令塔が無いということが問題なのです。

 観光課、観光協会などは、現時点では、その司令塔としての機能を果たしているとは言い難いと考えています。市長の認識の問題とも言えますが。新城市の内側からの視点でしか、観光政策が組み立てられていません。よそ者・若者・バカ者の視点が必要です。どうしたら、新城市での滞在時間を増やせるか?どうしたらリピーターになってもらえるか?自己満足では、観光客の満足は得られないでしょう。

 例えば、長篠設楽原の戦いを考えてみましょう。歴史としては天下一品の資源ですが、点の観光に終わっています。線観光にする、面観光にするためには、市内全域の関連資源を磨くことが必要です。今は、設楽原資料館、長篠城址史跡保存館、馬防柵を見て終了というのが、普通の観光客のコースだと思います。少し歴史オタクなら、野田城、古宮城、亀山城、宇利城などにも行くかもしれませんが、今の状態が続くとしたら、これ以上の観光客誘致も難しいと思います。

 新東名開通で、長篠設楽原PAが賑わっています。そのPAからも行ける「信長本陣」は観光客に注目されています。新城市でも、信長本陣のPA側の整備を行っていますが、肝心の設楽原方面は手つかず状態です。「信長が設楽原での織田・徳川連合軍と武田の騎馬軍団の激突を見ながら、指揮を行った雰囲気を味わいたい」という観光客の感想がありますが、生い茂った木々しか見えません。戦国ロマンを感じられる状態ではありません。

 新城市で起こった戦国ドラマさえ、十分に生かし切れていません。あの戦いが、織田信長の天下統一を早めたのです。歴史の転換点だったと言っても言い過ぎではない出来事でした。この出来事の活かし方を十分検討しないまま、新東名が開通してしまいました。歴史ブームが来ていると言われています。このブームが消えないうちに新城市で起こった歴史を、市内全域の物語にすることが、新城市を発信する大きな鍵だと思います。市内全域を物語にするために参考にできる「風は山河より」(宮城谷昌光 著)という書物もあります。

 現時点では、「長篠設楽原の戦い」の活かし方を提案すべき所在がはっきりしていません。。せっかく出来た地域協議会とも協力して、具体的に何をどの様に連携するのかの検討を早急に行うべきだと思います。あれもこれも行うより、市民多数が共通認識で取り組むべきでしょう。

 今後、持論を述べるだけでなく、経済建設委員会内での議論を求めていきます。観光は、働く場所づくりを担う裾野の広い事業です。歴史を切口にした観光から新城市を発信します。
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2016年04月07日

経済建設委員会の部会(No1)

 4月5日、委員会部会の部会(今後、経済建設部会)が開催されました。今後の活動方向を確認しました。議員の任期残は、1年8ヶ月となりました。この任期が部会の活動期間となります。

 今回の部会では、限られた期間であることを考え、テーマを2つに絞りました。木質バイオマス活用と観光です。このテーマだけでも、かなり裾野の広い産業興しに結び付くと考えています。このテーマに基づいて、議論を進めました。

 木質バイオマス活用について。まず、木質バイオマス発電所建設の可能性の追求を行います。山の関係者との懇談から始めることにしました。4月6日(先週の打合せ後、森林組合と日時を調整)、新城市森林組合との懇談を実施しました。

 懇談場所は、森林組合事務所(鳳来総合支所の南側)、打合せ時間は13時30分から約2時間、参加者は、森林組合2名、森林課2名、委員4名(山口、柴田、滝川、白井)、議会事務局1名の計7名でした。

 懇談は、委員から昨年7月に実施した平川市の木質バイオマス発電所(現在は稼働中)の視察報告を行い、質疑応答を行いました。議事録(個人記録)と平川市視察資料を添付します。

 来週の部会は、観光課との懇談を予定しています。観光アクションプラン(H28~H31)が策定されましたので、そのプランを中心に議論を行います。


4.6森林組合懇談.pdf

平川市視察プレゼン最新.pdf
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