2016年06月30日

全員協議会で、山崎議員の問題点が明らかに

 6月29日の全員協議会が終りました。結論は、議会報告会で政倫審の審査結果の報告をすることになりました。10名程の傍聴者の見守りが支えになったと思います。以下、全員協議会の報告をします。

 予定通り9時から始まり、報告会の進め方(案)が示されました。(案)には、政倫審の審査結果の報告は入っていませんでした。最初に、僕から「政倫審の審査結果の報告が必要。記者発表をしているが、市民にも報告をすべき」と提案し、「聞かれたら説明すれば良い」(村田議員)などの意見もありましたが、「山崎議員の言動は、政治倫理条例違反である。議会の見解を統一しなければ議会としての説明にならない」と反論し、議論を重ねた結果、議長が「報告会で報告する」とまとめ、報告会全体の確認に入りました。

 最初に、各常任委員会からの報告を行うこととし、各常任委員長からそれぞれにまとめた資料に基づき説明が行われました。「各委員会報告書の書式を統一すべき」「各報告会場での報告者を決めるべき」「各委員会の予算要望がどの様に予算に反映したかを報告書に盛り込んだ方が良い」などの意見を取り入れるとともに、「報告書を参加者に配布することは否定しないが、その報告書だけでは、行政報告と重なり、議会報告とは言えない。各委員会の具体的な重点課題をどのように捉え、解決のための具体的な活動報告をすべき。そのために、報告会までには、各委員会で議論を行うこと」(白井提案)で進めることが確認されました。

 続いて、事前に各地域自治区にお願いしてあった要望内容に対しての対応方法が議論されました。観光振興、過疎地域の学校施設の管理方法、廃校・廃園された施設の管理方法、新東名バスの利用方法などの要望が届いていました。検討は、担当委員会で確認・検討後、報告班に確認・検討内容を伝えることとしました。まだ、要望が出されていない地域自治区には、来週初めまでには要望の有無を確認することとしました。

 最大の議論となった政倫審の審査結果の報告内容の議論概要をお知らせします。全体的な流れは、山崎議員の自己保身の姿勢が如実に示されたと言えます。最大問題は、「本人の協力が得られず、政倫審で請求内容の確認ができなかった」という事実です。政治倫理条例には明確に「自分が招いた疑惑に対しては、自ら解明の努力をしなければならない」と書かれており、この条文に照らせば、山崎議員の態度は、政治倫理条例違反と言えるのです。

 山崎議員は、「警察に告訴されている事案のため、その結論が出ない前に言えないことがあった」と言い、「政治倫理条例は、議員の犯罪の有無を審査するものではない。議員の政治倫理を審査すべきもの。しかも、告訴は山崎議員に対してではなく、新友会の藤野代表に対してであり、政倫審の審議とは関係がない。あまりにも政治倫理条例の無理解がある」(白井)などと発言すれば、「審査会には協力している。新友会のチラシ作成には関与していると説明もした」と言い逃れ。これを受けて「あなたは、倫理審査会の場ではその様なことは言っていない」(滝川議員)と言えば、「あなたに言われたくない」(山崎議員)と反論。

 もし、山崎議員の「調査に協力した。チラシ作成に関与した」との発言が真実であれば、政倫審の審査結果報告に「本人の協力が得られなかった」という文言が入るはずもありません。さらに、政倫審を「白井議員が政倫審の場を次期市長選に利用している」などと見当違いの主張を公言する始末。加藤・浅尾議員も、僕と同様な主旨で、山崎議員の対応批判しました。

 山口議員は、山崎議員のFBの投稿文書を読み上げ、「政倫審が政治的に利用されている」「政倫審が政敵関係(山崎議員はどうしても敵を作りたいようです)にある議員で過半数が占められている」「市長リコール賛成の立場で審査を行っている」「政倫審の審査を故意に長引かせた委員がいる」など、政倫審への検討違いの主張を批判しました。小野田議員も、「政倫審の審議は秘密会議であり、なぜ委員でもない山崎議員が内部の議論を知っているかのように書けるのか?情報が漏れたか?憶測の記事か?ということになる」と指摘しました。

 山崎議員は、「記事については、初めから側聞(うわさなどで,少し耳に入ること。山崎議員がこの意味で言ったと判断しました)であることを明らかにしている」と開き直る始末。議員がうわさで記事を書いて、まるで真実かのように情報発信を行うことが許されれば、議員の政治倫理は地に落ちてしまいます。山崎議員はFBでは「議事録も公開されますので、今後、きちっと対処していきたい」とも書いています。結局、議事録も確認できないまま、うわさ(山崎議員に政倫審の審議内容を漏らした議員がいると考えるのが妥当)だけで政倫審の審査を「政治的な審査」と決めつけていたことになります。

 僕の常識では、議会基本条例で議員の在り方を義務付けた議会の議員とは考えられません。山崎議員が、記者だったということも信じられません。うわさで記事を書くことは、ジャーナリストとして一番戒めなければならないことです。記者の記事が、読者の混乱を招くことになるからです。当然、記者以上に政治倫理が求められる議員の態度ではありません。

 自分に都合の悪いことは、「政治運動」と決めつけ、自分が不利になると開き直るという姿勢が明らかになりました。新城市議会の議員は「真の自治社会」を目指しているのです。あまりにも目指すべき議員像を無視する山崎議員の態度に、目を閉じようとする議員まで存在しています。村田、長田、柴田議員の発言は、問題を明らかにしようとするのではなく、擁護したり、適当に議論を終わらせようという姿勢が見られました。3議員は、会派「新城同志会」の仲間たちです。議会基本条例を守ることより、仲間を守ることを優先する様な会派は必要がありません。

 山崎議員に対する対応は簡単です。議会基本条例を理解し、議会基本条例に則った議員活動を求めるだけなのです(もし、議会基本条例遵守ができなければ、議会の役職をまかせることはできません)。しかし、議長は、「議長と議会運営委員長で調整し、その後もう一度議論する」と会議を締めくくり、本日の全員協議会は終わりました。

 すっきりした議論にはなりませんでしたが、あいまいな多数決という結論だけで終わらなかったことだけでも良しとするしかありません。結論は持ち越しです。政治倫理条例が、新城市議会の現状をあぶり出しました。もし、傍聴者がいなければ、今回の結論になったのか?と考えると、議会の在り方に不安はなくなりません。

posted by 地産池消 at 00:00| 愛知 ☔| Comment(4) | 市議会の出来事 | 更新情報をチェックする

2016年06月28日

議会には道理がないのか?議会が死にそうです!

 山崎議員の言動に対して、下江議長の見解が出ました。「山崎議員の問題だ。問題があると思えば、あなたが山崎議員と話せば良い」でした。議会改革を、下江議長自ら投げ捨てたようなものです。山崎議員に対して、政治倫理条例に基づいて倫理審査会設置が請求され、3ヶ月経っても結論が出なかったのです。

 結論が出ない最大の原因は「本人が協力しない」からです。本人とは、請求された山崎議員本人なのです。「疑惑に対しての解明に自ら努力すること」が政治倫理条例に明記されているのです。明らかに条例違反なのです。条例違反を議長が容認するようになれば、議会改革は進むはずがありません。

 条例違反をしてもなお、堂々と「無罪放免」と豪語する議員を放置する議長が、この新城市議会にいたのです。想定外です。今日、何人かの議員たちとも議論しましたが、「条例違反の山崎議員を東三河広域議会議員に選出した9人の議員は、おそらく何も感じていない」とのあきらめの声が出ています。まさか、条例まで無視できる議員がこれほど出てくるとは思いませんでした。

 まさに、新城市議会の議会改革は、ブーメランでした。議会基本条例制定を議論していた時は、全国的にも先進議会として、何カ所もの視察を受けていました。いつのまにか、ブーメランが元の位置に戻ってしまったのです。余りにも、情けない結果です。議論さえできないかもしれません。

 議会の自浄作用は政治倫理審査会の経過を見る限り、期待薄です。中学生でも理解できることを理解できない議員が多数を占める状況になったようです。原則が理解できない議会に、新城市政を変える知恵は出るはずもありません。

 明日(6月29日)、全員協議会が午前9時から開かれます。議題は、7月11日から開催される議会報告会についてです。議会報告会の報告内容には、政治倫理条例の審査結果の報告も必要と考えられます。この視点で、今回の山崎議員の言動を問題にするつもりです。多数の力で、「議論はしない」と幕が下ろされてしまうのか?どれだけの議員が、原則的な立場に立ち切れるか?今日の明日なので、傍聴者には期待しにくい状況です。

 それでも、このブログを読んで頂けた方に期待するしかありません。市民のみなさん、「おかしいものは、おかしい」と声を挙げて下さい。傍聴に来て頂ければありがたいです。 
posted by 地産池消 at 21:33| 愛知 ☁| Comment(0) | 市議会の出来事 | 更新情報をチェックする

2016年06月27日

さすがです?山崎議員

 山崎議員が、FBで以下(赤字)を載せました。ここまで、自分を客観的に見ることができない議員がお咎めなしとなれば、議会改革は霧消してしまうでしょう。まず、お読み頂ければ幸いです。


山崎 祐一
6月23日 20:42 ·
【政倫審が結審、無罪放免】結果が出たので、FBを再開します。下江議長から23日午後、政倫審の結果通知を受けました。無罪放免です。半年にわたって調べたが、本人が協力しないので、条例違反の事実認否ができなかったといった内容でした。同時に、私等が請求した白井倫啓、加藤芳夫両議員の審査結果も通知され、おとがめなしでした。相打ち措置か? 3通の通知書を読み比べると、正当な権利である市長リコールをやった方が正しくて、阻止運動をした方が悪いといった文面で貫かれています。ちょっとヘンに思いますが、今の新城市議会の実力でしょう。市長リコールが当たり前のようです。今後、納得した解答が得られるまで、解明の努力をしていくつもりです。関係皆さんには、大変ご心配をおかけしました。ありがとうございました。なお新友会代表に対する刑事告訴は霧消したそうです。24日に記者会見し、全容が明かされる予定になっています。

 下江議長には、山崎議員の記事に対しての見解を求めています。明らかに、政倫審を侮辱しています。政治倫理審査会(以下、政倫審)の審査に協力しないのは、まさに山崎議員本人です。政倫審は市長リコールの是非を問うているのではないのに、敢えて市長リコール問題と絡めさせ、自分が犠牲者だと主張しているのです。

 さらに、「今後、納得した解答(回答の間違いですね。山崎議員が採点をするつもりでしょうか?)が得られるまで、解明の努力をしていくつもりです」とまで書いています。何を解明するのか理解できません。山崎議員をかばう議員が何人もいます。政倫審の今後が心配です。政倫審のメンバーは議員自身で組織されます。山崎議員のような議員が、議会の多数派になれば、政倫審は多数派の思うままとなります。

 山崎議員たちは、会派制を廃止し委員会中心にした議会運営を無視し、会派「新城同志会」を名乗っています。委員会中心の活動をしないまま、会派で固まる議員活動を良しとしています。設立当初の代表が、現議長の下江議員ですから、開いた口がふさがりません。

 何にしても、政治倫理条例の主旨がゆがめられる心配が現実のものとなりました。協力しなくても良いのであれば、政倫審設置を求められた議員は、審査に協力しなければ、山崎議員の言う「無罪放免」となってしまいます。いよいよ、新城市議会の議会改革の現状が露わになってきました。「議会が役に立たない」と言われ続けている新城市議会の現状を、山崎議員が身をもって明らかにしてくれたのです。

 議長は、だんまりを続けるのか?議長就任で強調した「議会改革」を進めるのか?今回の山崎議員の対応を問題にしている議員は僕だけではありません。ここで、議会が眠りに入れば、議会改革は頓挫です。何のために「議会は存在しているのか」という原点を、またも問い直さなければならない現状が悲しい。議会が「無理が通れば道理が引っ込む」ようになれば、議会は存在価値を失うという危機感を議員自身が感じるべきです。
posted by 地産池消 at 09:48| 愛知 ☀| Comment(4) | 市議会の出来事 | 更新情報をチェックする

2016年06月26日

学ばない議員たち

 政治倫理審査会の結論が出されました。「政治倫理条例の乱発」「どっちもどっち」などの声が議会内にあります。長田議員の問題発言(穴の開いたコンドーム発言)で、新城市議会初の政治倫理審査会が設置され、結論を持ったわけですが、この時の教訓がまるで活かされませんでした。

 なぜ、議員たちは学ばないのか不思議です。少なくとも、多くの市民に選出されているのですから、自覚して欲しいものです。僕は、議員たちに対して厳しい対応をしてきました。「白井君は、北風だ。太陽になることも考えるべきではないか」とも言われています。この問いが出てくることが、議員レベルの現実を表しています。

 僕は、議員に対して議論を求めているだけです。「なぜ」を議員に問うているのです。議員が政策を語らないから問題にしているのです。市長提案に対して市民の中に疑問があっても、自分自身が納得できていなくても、多くの議員は賛成してきました。議会運営に「なぜ」が多過ぎるのです。北風か太陽かの前に、「議員とは何か」という前提があれば、議論は成り立つはずです。僕は、筋を通しているだけなのです。

 議会基本条例は、議員の質を高めるために、各議員のあるべき議員像を示したはずですが、議会基本条例そのものを学ばない議員が多過ぎるのです。議会基本条例がお飾りになっています。議会基本条例通り議員活動が進められれば、議論ができる議会になるはずです。

 長田議員の政治倫理審査会の審査結果の核心を理解している議員がどれだけいるかも疑問です。僕の理解は、「政治倫理条例は、議員の立場を利用した議員自身への利益誘導に対して、特定の個人への圧力・誹謗中傷などの人権侵害に対して、議員の政治倫理を求めている。議員活動に対する自由は最大限の保証をしなければならない。多数の議員により、少数議員の活動が抑圧されることはあってはならない」ということです。

 その核心に基づいて、「長田議員の発言は、議員としてふさわしくないことは明らかだが、利益誘導も特定の個人への人権侵害にも当たらない。今後、長田議員自身が議員活動の質の向上に努めてもらう必要があるとともに、議会おいても不断の議会改革を進めていく」と結論が出され、長田議員に対しては、政治倫理条例違反は存在しないとされました。

 長田議員の政治倫理審査会の審査結果から、今回の4つの政治倫理審査会設置申請の妥当性が判断できます。山崎議員の関与した会報には、市長リコールの会の太田代表を特定できる記事を掲載し、しかも記事内容が、「市長リコールは自分の土地を買わせるための運動である(実際は太田代表の土地は無い)」と決めつけています。新城市政の将来を憂い、純粋に市民運動の中心で頑張った市民が太田代表でした。その太田代表を明らかな虚偽情報で貶め、さらに、市長リコール署名に関わった多くの市民の運動を政治運動と決めつけ、意見の違いを問題にし、市民自治を公然と批判したのです。まさに、特定個人への圧力・誹謗中傷を繰り返していたのです。

 加藤議員・白井に対しては、明らかに議員活動に対しての介入であり、長田議員の倫理審査会の審査結果で戒めた「議員活動に対する最大限の尊重」をまるで理解できていない山崎・柴田議員の質の低さを示しています。僕たちが発行した会報は、新聞店の確認の上で発行していますので、客観的に見ても虚偽、人権に係わる問題はクリアーされています。しかし、問題となった山崎議員が関与した会報は、新聞店の確認をすり抜け、後日、新友会の藤野代表が、「確認はしていなかった。山崎議員たちに任していた。今回の件は謝罪する」となったものでした。僕たちに対する申請は、政治倫理条例第8条「審査会は、審査の請求が適当でないと認めるときは、これを却下する」との判断もできたのです。

 打桐議員に対しては、実質的に議員が経営していると判断される会社の公共事業への入札に対して、新聞による疑惑報道に端を発した事案です。まさに、議員政治倫理条例で問題にした「議員個人への利益誘導」が疑われているのです。僕たちが、議長に議会の自浄作用(全員協議会で議会自らが判断すべき)を求めたにも係わらず曖昧な対応を続けたため、政治倫理審査会設置を求めたのです。

 「政治倫理審査会設置の乱発」「どっちもどっち」と片付けたい人間たちの不誠実さが、議会改革、議員の質の向上を妨げる元凶だと考えています。筋を通せば、結論はすんなり出てくるのです。都合の悪いことを先延ばししようとするから、結論を出すのに時間がかかるだけです。議会として、今回明らかになった政治倫理審査会の設置問題が総括されるかが問われているのですが?臭い物にはフタをしておしまいになるのか?
posted by 地産池消 at 07:16| 愛知 ☁| Comment(0) | 市議会の出来事 | 更新情報をチェックする

2016年06月24日

新城市の政治倫理とは何?

 新城市議会には、4つの政治倫理審査会が設置されていました。その内、3つの審査会が結論を出しました。詳細は、添付資料をご覧ください。

 6月24日、その審査結果が記者発表されました。審査請求された議員は、山崎議員(1月18日請求、請求者 加藤・白井)、白井(2月22日請求、請求者 山崎・柴田議員)、加藤議員(2月22日請求、請求者 山崎・柴田議員)でした。打桐議員(3月15日請求、請求者 加藤・浅尾・白井議員)の審査はこれからとなります。

 白井・加藤議員の審査結果は、請求内容から政治倫理条例違反は確認できないと結論されました。山崎議員に対しての報告は、「対象議員の協力が得られず、審査請求対象議員の執筆であることは確認できなかった。以上のとおり、新城市議会議員政治倫理条例第3条第8号に規定する政治倫理基準に違反する事実存否の確認まで入ることができなかったことをここに報告する」と締められました。

 不思議な結論です。「対象議員の協力が得られず」と明記されているのです。政治倫理条例では、第2条3項には、「議員は、次条に規定する政治倫理条例に違反する事実があるとの疑惑を招かれ、政治的又は道義的な批判を受けたときは、自ら誠実な態度を持って当疑惑を解明するよう努めなければならない」と規定しています。

 条例を普通に読めば、山崎議員は条例違反です。この条例違反が明らかでありながら、事実存否が確認できなかったと結論を持ったのです。これでは、政治倫理条例は有名無実になってしまいます。政治倫理審査会が、筋を通さなければせっかくの条例も意味を成しません。

 審査請求された議員があくまでも協力しなければ、倫理条例違反で処分結果を出すべきでした。また、請求内容にある「所有者の名誉が傷つけられた」「多くの市民の名誉を傷つけた」という点は、名誉を傷つけた相手は誰か、どのような名誉なのかがわからないとしていますが、請求者である僕たちを参考人として呼んでもらえれば、明確に説明ができる内容です。なぜ呼ばなかったのか?不思議です。

 政治倫理条例は、議会基本条例を支える議員の政治倫理の質を保証するための努力義務を定めたものです。この条例に基づく政治倫理審査会には、「審査会は、審査の対象とされた議員に対する事情聴取、資料の請求その他必要な調査をおこなうことができる」(条例第7条2項)という権限が与えられているのです。

 山崎議員は、人権侵害のおそれのあるチラシを発行した「新友会」の有力メンバーとして活動に参加していたことは明らかです(何回も宣伝カーでの宣伝が目撃されています)。チラシ発行においても、新友会代表の言葉(山崎議員らに作成を任せている)からも、作成に関与していたことは明らかなのです。倫理審査会は、可能な限りの努力で、審査をすべきでした。そうしなければ、議員の政治倫理向上は望みようがありません。

 政治倫理審査会のメンバーが全て、納得した結論ではないようですが、議会の流れは明らかに議会改革と逆行しています。政治倫理条例違反の山崎議員は、この政治倫理審査会の結論が出された状況で、東三河広域連合議会議員に選出(議員選挙結果、有効投票15、9票を獲得された山崎議員を選出)されました。

 山崎議員を選んだ9名の議員に「議会改革とは何か」を問いたい。議員は、公人であり、すべての責任を負う覚悟で言動を行わなければなりません。山崎議員のように、都合が悪くなれば黙ってしまう議員では、この新城市を担う資格があるとは言えません。それでも、議会改革は多数決で動きます。今回も少数派の悲哀を感じながら幕を引くしかなさそうです。議会基本条例、議員政治倫理条例という宝が、眠りに入っていきそうです。数で押し通す政治とはさよならしたと思っていましたが、ブーメランのように昔に戻っているのでしょうか?この実態を、少しでも市民のみなさんの力もお借りして、広げていきたいと思います。
 
 「議員になって、新城市の役に立ちたい」という選択肢を若者・女性に持ってもらうには、まだまだ時間がかかりそうです。それでも誰かが、変えなければなりません。できることから、こつこつと続けて行くしかありません。


山崎議員の倫理審査会審査結果.pdf

加藤議員の倫理審査会審査結果.pdf

白井議員の倫理審査会審査結果.pdf
posted by 地産池消 at 17:28| 愛知 ☁| Comment(2) | 市議会の出来事 | 更新情報をチェックする

2016年06月22日

一般質問で見える議員の質

 6月議会では、12人が一般質問を行いました。

 一般質問には、議員活動の質が表れます。一般質問は年4回です。3ヶ月に1回は、市長と公の場で議論できるのですが、どうも真剣勝負の議論とは言えません。わざわざ一般質問しなくても、担当課で話したら解決できるのでは?という質問が多いのです。

 僕は、担当課レベルでは解決できない問題について、市長の考えを質すことが基本であると考えてきました。一般質問の議場には、全ての部長が出席し、多くの課長が、部長答弁に備えて本会議隣の委員会室に控えています。多くの幹部職員が、丸2日間業務を停止しているのです。一般質問の質を問うことが、議会改革の主要な課題だと考えていますが、従来どおりが変わりません。

 市長責任も問われます。現在の一般質問なら、市長一人で十分でしょう。わざわざ、部長、課長を呼ぶまでもない議論だと思います。細かな数字など、一般質問には必要がありません。市長と議員の公の議論に必要なのは、新城市の将来を左右する様な大きな視点での議論です。

 一般質問が慣例化しています。本当に必要な一般質問の在り方を問わなくては、「市民自治」さえ掛け声倒れに終わるのではないかとも思います。やるべき人が、覚悟を決めてやらなくては、本気の市民は出てこないでしょう。市民には、市長と議員が本気で、このまちを変えようとしている実感が欲しいのです。

 一般質問は、ティーズ放映があります。市民は、議場に来なくても市長と議員の議論を見ることができます。今の一般質問には、市民のやる気を起こさせるほどの力があるとは思えません。新城市政の広報番組を充実させれば、一般質問が無くても市民は困らないでしょう。

 二元代表制ということも度々議論されていますが、本気で二元代表制を実現させようと考えている議員がどれだけいるか、そもそも市長の考えさえ疑問を感じています。二元代表制で変えて欲しいことは、このまちの将来です。多くの市民に支持された市長、議会なのです。任期4年で何を実現させるのかが問われているのです。

 市長、議会が動かせる職員は何百人もいるのです。市政を担っている多くの人間が、本気で動けば、わざわざ「市民自治」を市民に問わなくても、必然的に市民の協力=市民自治は起こるでしょう。市民自治は、動く意思を市民に広げることが基本であると考えてきました。挑戦しないまちには、市民自治は根づかないと思います。

 議会改革は停止しています。何のために議会改革が必要だったのか、という原点がどこかに行ってしまいました。最初に議会基本条例を制定した北海道栗山町は、まちの消滅の危機感から議会の果たすべき役割を明確にしたのです。議会改革は、新城市の将来に明るい光を灯すために必要なのです。従来通りの発想を変えなければ、議会不要論も消えないでしょう。市長、議員の本気さが、一般質問に見えているのです。

 以上の視点で、今回の一般質問を次のブログで振り返ります。
posted by 地産池消 at 06:57| 愛知 ☁| Comment(0) | 市議会の出来事 | 更新情報をチェックする

2016年06月20日

6月議会報告続けます

 僕の一般質問の「湯谷温泉加温施設更新」「職員の残業の見直し」の2点について報告します。

 「湯谷温泉加温施設更新」についてです。湯谷温泉の各旅館には、加温されたお湯が配湯されています。源泉の温度は約30℃、これを24時間加熱し、各旅館の蛇口から出る湯温が約42℃になるように加温しています。重油ボイラーの更新時期となっており、更新にあたり、従来通り重油ボイラーとするか、木質バイオマスボイラーとするかを検討してきました。

 その検討を新城市湯谷温泉審議会(以下、審議会)に市長が諮問していました。今年3月16日に答申が出されています。諮問には、①エネルギー資源の調達、②初期投資・保守費用、③燃料コスト、④二酸化炭素排出量、⑤地域活性化(地産地消)の視点での検討が求められていました。

 審議会は、民間コンサルタントに委託し(いつも委託ですね)、結論として、薪ボイラー(昼間に稼働)と重油ボイラー(夜間の稼働)の併用方式を最善と判断しています。薪ボイラーであれば、薪の調達、燃料価格の改善(現状に比べ、約700万円減、重油価格変動の影響を緩和)、地域還元額増(地元のエネルギーの活用で燃料代の市外流出減少)、導入にあたる技術的問題解決、など他の方式に比べて優位性は明らかだとしています。さらに、地域エネルギーの活用で、他の温泉地との差別化も可能と提案しています。

 後は、市長判断だけです。「一度更新すれば15年ぐらいは替えることはできない。長期的な視点での検討を行っている。年度内の判断を目指す」との答弁でした。「木質バイオマスボイラーへの転換は、2年前にも市民団体から提案されていた。いつまでも先延ばしせず、できるだけ早い判断が必要。何を検討する必要があるのか」との再質問に、「薪の調達が長期的に可能か、薪の乾燥場所の確保を慎重に検討している」との答弁。

 「東三河において、コスト的に無理なく集められる木質バイオマス量は年間約7500tfとの検討結果が示されている。今回の加温施設に必要な薪量は、約600tf。今後の間伐量を考えれば、薪の調達は可能である。乾燥場所も、やる気さえあれば確保はできるのではないか」との質問に「少しでも早い結論を目指す」との答弁があり、質問を閉じました。山を守るためには、お金が循環することが大前提です。

 木質バイオマス活用のため、湯谷温泉加温施設は第一歩です。地域でエネルギーを生み出す可能性が山にあるのです。実行するためには何が必要か(できない理由探しはもう止めましょう)と考える発想が、穂積市長に欠けているように思います。「市民自治の成熟」を待ち望んでいては時期を逸することもあります。地方創生は市長決断が重要、「市民自治」は後を付いてくると思いますが。

 
 「職員の残業の見直し」についてです。過去3年間の残業時間は、増加傾向にあります。毎年残業代は、1億数千万円となっています。新城市は自前の財源が少なく、補助金頼みの傾向が強く出ています。毎年、自由に使えるお金が少ないため、思い切った政策も打てません。今のままでは、「貧すれば鈍する」(貧乏をすると、毎日その生活のことばかり考えるようになるから、人は知恵や頭の回転が衰えてしまい、賢い人でも愚かになるという意味)状態になりかねません。

 自らお金を生み出す方法の一つが、庁内の仕事の効率化だと考えています。効率化により、無駄の排除だけでなく、仕事の質の向上にもつながるでしょう。なぜ残業になっているかを分析する必要があります。その分析は、仕事の効率化の要となるはずです。「残業縮減をどの様に進めているか?」との質問に「上司が管理している。ノー残業デーも設けて対応している。それでも残業をせざる得なくなった時は、上司が人事課にその理由を報告している」との答弁。

 「過去3年の残業は年々増えている。効果が見られない。当事者の判断でなく、第三者に調査・分析を依頼するべきではないか」の再質問。「秘密事項、専門情報があるので、第三者への依頼はふさわしくない」との答弁で今回の一般質問は終了。第三者の評価は、民間では当たり前に行われています。「身内には甘い」のが人間の常ですが、近い将来の新城市の不安を取り除くためには、思い切った改革に踏み出すしかないでしょう。
posted by 地産池消 at 21:20| 愛知 ☁| Comment(0) | 市議会の出来事 | 更新情報をチェックする

2016年06月19日

穂積市長の観光振興って何?

 6月16日、17日に一般質問が終りました。僕の一般質問は、「武将観光」「湯谷温泉加温施設更新」「職員の残業の見直し」の3点でした。

 武将観光について振り返ります。新城市観光協会(会長は穂積市長)発行の「新城市観光ガイドマップ」には、武将観光が大きく取り上げられています。武将観光の要を「起承転結」で案内しています。

 「起章」は「野田城攻め」、「承章」は「長篠の戦い」、「転章」は「設楽原の決戦」、「結章」は「新しい城、新城」で新城の武将観光の発信が行われています。僕も、この視点は大切と考えてきました。新城の観光は、あれもこれもではなく、全国屈指の歴史から新城市に目をとめてもらうことから始まると思います。

 今年発行の「歴史人(6月号)」で「決定!戦国大合戦ランキングBEST50!」の特集が組まれました。戦国時代は、通常、「応仁の乱(1467年)」から「大阪夏の陣(1615年)」と言われています。この間様々な合戦が繰り広げられました。その中から、「歴史人」がBEST50をノミネートし、ランキングを付けたのです。

 採点者は「小和田哲男氏(静岡大学名誉教授)」「桐野作人(武蔵野大学政治経済研究所客員教授)」「外川淳氏(早稲田大学文学部日本史学専修卒)」の3氏です。この3氏全員が、長篠設楽の戦いを1位に採点しました。関ヶ原の戦いを抑えて堂々の1位なのです。これまで採点基準を変えた選定でも、長篠設楽の戦いは、上位に位置してきました。それほど貴重な歴史資源が新城市にあるのです。

 しかし、新城市民にとって、その実感を持っている人は多くはないと思います。その原因は、「点観光」に終わっているからだと考えてきました。歴史に興味を持って新城市を訪れる観光客の多くは、「長篠城址史跡保存館」「設楽原歴史資料館」などの施設、個々の城址に「点観光」しているため、市民には歴史観光客の動きは見えないのです。これでは、観光の裾野は広がりません。結果として、新城市に観光産業は育っていないのです。

 ガイドブックの視点「武将観光の起承転結」は、新城市全域に観光が広がる可能性を持っています。東三河で、全国統一を狙った織田信長、武田信玄、徳川家康などの動きが新城市で繰り広げられていたのです。起承転結を広げていけば、まさに全国統一を決定づけた物語が新城市全域で描けるのです。

 過去の議会答弁でも、「愛知県が推進する武将観光に対応した史跡などを幅広く掘り起こし、モデル観光ルートの設定や観光施設の連携を図りつつ、テーマ性、ストーリー性を持たせることによって、連泊滞在や再び訪れたくなる観光魅力づくりが必要」(2010年6月議会答弁)と協調してきました。

 現在の新城市の武将観光は、史跡の掘り起こし、モデル観光の設定が不十分、テーマ性・ストーリー性は相変わらず欠如したままです。今回の質問は、言うこととやることが一致していないことを質したのですが、反省の弁はないままでした。

 「武将観光は、もてなしは不十分な点はあるものの、市民との協働のイベント(長篠合戦のぼりまつり、設楽原決戦場まつり、古城まつりなど)の継続、長篠城址史跡保存館などの施設整備など一定のレベルに達している」との認識でしたので、「新城市が強調している起承転結の野田城址(起章)、新城城址(結章)の取組が何もやられていない。逆に、新城城下町の骨格である通りをつぶし、大善寺の前に広い道路(栄町線、通称:亀姫道路)を作っただけではないか。広い道路は、新城市の武将観光の拠点となると強引に作ってしまった。それ以降は、何も取り組んでこなかった。不十分なもてなしと言ったが、あまりにも不足している。現状では、歴史マニアしか楽しめない。幅広い層の観光客が楽しめるためには、様々なハード・ソフト両面で必要。合併後10年余が経過しても、大きな変化を作れていない。現在の観光課の人員では変えようがない。組織・人材などの大幅な改造が必要ではないか」と質問。

 答弁は「観光は息の長い事業。白井さんの言うように簡単にはできない。多くの人が努力してここまで続けてきた。白井さんもできないことを追求するだけでなく、あなた自身がやるべきだ」でした。市長は、既に10年余市の最高権力者でした。新東名開通は、市長就任時から期待した大事業だったのです。10年余も経っていて、新城市の要の観光産業が育っていないのです。新東名開通前後で、市長が自慢する「戦国絵巻三部作」の形は変わっていません。新東名開通で、新城市の歴史施設は賑わっていますが、新東名効果はいつまでも続かないでしょう。あまりにも対応が遅いのです。

 「白井さんもやるべきだ」と言われましたが、僕は武将観光が要になると考えて、10年余前から歴史興し運動を続け、5年程前からは野田城の整備を始め、今は鳳来寺山表参道の賑わいづくりに取り組んでいます。「自治」を強調するだけで、自ら汗をかかないのが、まさに穂積市長自身だと感じています。

 「観光産業を広げるためには、市長が大きな目標を全市民に掲げ、市民が目指すべき方向を理解できるようにするべきだ」とも強調し、武将観光の議論を終了しました。自ら掲げた「武将観光の起承転結」の不十分さを認めようとしない姿勢に、ますます将来に不安を感じることになりました。市民がやるしかないのか?では困るのです。「やるべき人がやって下さいよ」と市民は思っています。

 議会報告は続けます。今回はここまでとします。
posted by 地産池消 at 07:10| 愛知 | Comment(0) | 市議会の出来事 | 更新情報をチェックする