2016年08月29日

新城市の次の展開を考えること

 議員のみなさん、新城市の生きる道を考えていますか?

 8月30日には、9月議会の初日を迎えます。「新庁舎建設一時凍結」の請願が審議される定例議会が始まります。請願者が、多くの議員に直接協力を依頼しましたが、その反応は、「一時凍結はしない」が大勢と感じたようです。最終判断は、9月16日となりますので、最終結論は現段階では断定できません。

 議会は「議論の府」です。一度出た結論であっても、条件が変わった時、再検討をすべき時は出てくるものです。なぜ、先の住民投票が求められたのか?議会が、「ここまで進んでいるから見直しをしない」と市民感情を無視したからでした。住民投票の教訓を活かすのであれば、今回の「一時凍結、廃校跡地の新庁舎移転の検討」は、当然必要だと思います。

 9月議会で、建設業者決定の議決がされます。承認されれば、完成予定は平成30年4月です。合併特例債の活用期限は、平成32年度末です。「一時凍結」が2年も3年も必要だとは考えていません。合併特例債を無視すべきと言っているのではありません。検討すべきことは、今後の新城市の次の展開です。検討は、新城市の次の一手を考えることです。

 請願者が愛知県担当課に連絡を取ったところ、担当課は「廃校の利用方法は地元の意向を尊重したい」との意向のようです。統合は既定路線となりましたので、廃校活用は近い将来、新城市の検討事項に上がることは間違いありません。新庁舎建設がまだ始まっていない今だから、廃校利用の可能性を市民も感じているのです。

 少なくない市民が、同様に感じています。「もう決まったことだから」で片づける議会なら、存在価値はどこにあるのでしょうか。「統合後の校舎がどうなるのか最終決定しているわけではない」「もし、新城東高校校舎の活用を決めた時、違約金はどれくらいになるのか(まだ、建設業者に発注しているわけではありません)」「もし、新城東高校校舎の活用を決めた時、現建設予定地の活用は」「耐震補強はされているが、免振構造ではないのが心配」などの声は聞こえています。

 僕は考えます。「先の住民投票説明会でも、多くの市民が建設場所に不満を感じていた」「いくら立派な庁舎が完成しても、中心市街地は活性化しない」「新城市が観光で生きていく道を考えるのであれば、現庁舎の場所は観光の拠点施設にすべき(城下町としての遺構が残っている。降ってわいた最後のチャンス?)」「想定される大地震を考えれば、狭い市街地では混乱は必至(庁舎が大丈夫でも、市役所周辺部の混乱が支援活動に支障をきたす可能性が高い)」「新城東高校の広い敷地・建物は将来活用の可能性に期待が持てる」「移転の方が、市民負担は少ない」「耐震構造では、階数が上がれば上がるほど揺れは大きくなるが、重要部署は一階に配置させるなどで、業務停止という最悪の事態は防げるのでは」等など。

 色々検討課題があるからこそ、一時凍結で疑問を解消した上で、最終判断をすれば良いだけです。議会にはその権限があるのです。「これ以上遅らせてはならない」と思うのであれば、市民の声を誠実に聞くしかありません。市民の声を聞かないまま(検討しないまま)、請願否決となれば、請願をした市民、請願者に賛同し、署名に協力した500人余の市民は納得できないでしょう。無益な混乱を生じさせることになりかねません。

 検討するためには「一時凍結」が必要でしょう。「一時凍結否決」は、議会は検討(=議論)しないとの宣言です。市民の声を代弁する議会に声が届かない現状があるとすれば、議会の信頼が損なわれます。市民自治を育てるのは、議論の上の結論をお互いが共有することが必要です。先の住民投票は、市民に十分な情報伝達をしないまま市長・議会の結論が押し付けられたから、その結論が市民に否定されたのでした。

 議員のみなさん、新城市の次の展開を考えましょう。「決まったことは絶対変えない」のでは、時代の変化についていけません。今回の事態は、住民投票時には想定できなかった「高校の統廃合に対して市民・議会・行政間の合意」が生まれているのです。この事態を、次の新城市のために活かすべきと思います。このブログをお読みのみなさんも、是非考えてみてください。

posted by 地産池消 at 07:13| 愛知 ☁| Comment(0) | 市議会の出来事 | 更新情報をチェックする

2016年08月23日

新庁舎を新城東高校跡地への検討を求める請願が議会に提出されました

 新庁舎建設は、住民投票結果を受けて、4階建て約40億円で粛々と進められてきました。実施設計も終わり、実施設計の適正評価のための第三者検証業務も終わりました。9月議会で、本体工事発注案件が提案されます。

 本体工事の施行第一候補企業に鹿島建設㈱が決まり、実施設計(山下設計が担当)段階から関わってきていました。実際に、鹿島建設㈱が予定価格以内(本体工事費30億円(消費税込み)以内)を提案できれば、正式に鹿島建設㈱が施行業者として、議案が提案されます。

 担当課では、実施設計段階から関わってきたため、当初の予定通り、30億円以内は実現できるとの見通しを示しています。施工業者が決まれば、年内に終了する構造認定・建築確認を終えて、平成29年1月から建設工事に入り、平成30年度完成を目指します。

 「もう新庁舎建設の議論は終わった」と、多くの議員は考えています。そこに、2人の市民が代表となり、「愛知県立新城東高等学校と同新城高校の統合による跡地の利活用に関する請願書」が、8月22日に議会に提出されました。紹介議員は、浅尾議員と僕です。

 先の6月議会では、新城東・新城高等学校の統合に向けて、「普通科」を残すことを愛知県知事と愛知県教育委員会教育委員長に新城市議会全員一致で意見書を可決しています。事態は大きく動いています。両校の関係者、新城市教育委員会、議会まで、2校の統合をやむなしと判断し、統合後の議論に移ったことになります。

 結果、新設は考えにくいので、どちらかの高校校舎が残ることになります。現在の施設環境(農業施設などの実習施設の配置)から考えれば、新城高校に統合される可能性が高いと考えています。そうなれば、新城東高校施設の跡地利用という問題が出てきます。

 今回の請願は、その問題の議論を議会に求めたものです。現在の新庁舎建設は、住民投票まで行った事業でしたが、場所に対する不安は払しょくされていたわけではありません。住民投票では、場所問題まで広げてしまえば、市民間に意見が乱立してしまう恐れを考え、規模縮小を最優先とし、現位置での投票を求めるしかありませんでした。

 事態は大きく変わりました。現位置の不安として、災害時での対応(周辺道路の通行の確保、消防センターとの連携、市内外との救援対応など)、狭い敷地での不便さ、場所のわかりにくさなどが指摘されていました。

 しかし、新城東高校の跡地利用が可能となれば、場所の不安の多くは解消されます。さらに、校舎を使えば、一から箱物を作る必要がなくなります。新城東高校の校舎は、耐震補強実施済みです。富山県氷見市(人口約5万人)では、県立高校廃校の体育館活用した庁舎建設で、総事業費を約19億円に抑えました。

 当然、今後の建て替えは必要になりますが、新城東高校の敷地を確保できれば、かなり有利な建て替えが可能となります。一度庁舎を建てれば、50から60年後もその場所に縛られてしまいます。何回も言いますが、事態は大きく変わりました。バイパス沿いにあれだけの敷地を確保できれば、将来にわたり新城市にとって有利な条件となるのではないでしょうか。

 「ここまで進めてきたことを白紙にはできない」との声は出てくるでしょう。これまで庁舎建設関連で使われた費用(7億円余、昨年11月時点)もありますが、取得した土地が無駄になるわけではありません。逆に、新城市のまちづくりの可能性を広げることになるかもしれません。

 新城市は、武将観光を進めてきましたが、現実をみれば武将観光で観光客が市内を周遊するほどの取り組みは見えません。新庁舎建設場所は、武将観光の拠点となる新城城開城の地なのです。今回の移転問題をきっかけに、観光政策を絡めて新庁舎問題を改めて議論をすることは無駄にはならないと考えます。そのために、請願が求めている「新庁舎建設計画の一時凍結」は必要と判断しました。

 9月発注を急いだ理由の一つが、消費税率アップ前にということでしたが、消費税率は現状維持となりました。一時凍結したとしても、平成32年度までの本体完成には間に合います。「議論の議会」を求めていた新城市議会ですので、発注業者決定の前に、徹底した議論をすることは当然だと思うのですが。

posted by 地産池消 at 07:42| 愛知 ☀| Comment(1) | 市議会の出来事 | 更新情報をチェックする

2016年08月07日

鳳来寺山仁王門での取り組み終わりました。

 ブログご無沙汰していました。今年の「三つの笛がたり」の準備も加わり、忙しい毎日を過ごしていました。8月6日、一つ目の企画が終わりました。笛の盆実行委員会の一員として、新城市のまちづくりに関わっています。新城市には、全国に発信できる資源がありながら、その資源の発信が不十分だと言い続けてきましたが、言うだけではいけないと考え、自らも新城市発信を続けています。

 あれもこれもできないので、「野田城跡」「長篠城跡」「鳳来寺山」に絞り、篠笛演奏をベースに演奏会を行ってきました。野田城跡での取り組み「野田城伝」は今年で5年目、長篠城跡での取り組み「月見の宴」は4年目、そして8月6日に終了した鳳来寺山仁王門での取り組み「鳳来寺伝説」は2年目です。

 今年の「野田城伝」は、9月3日(土)です。「月見の宴」は、10月8日(土)です。どんなことをやっているか、是非ご覧ください。以下のブログは、8月6日の「鳳来寺伝説」関連のものです。お時間ありましたら、開いていただけると幸いです。

http://huenobon.blog.fc2.com/
posted by 地産池消 at 08:52| 愛知 ☁| Comment(0) | まちづくり | 更新情報をチェックする