2017年08月19日

議会改革は先送りか?ああ、残念。

 議会改革特別委員会がほぼ最終段階に入りました。やっと議会活動の検証らしきものが終わりました。予定から1ヵ月以上遅れました。無為な時間が過ぎました。10人の議員で構成された議会改革検討会議(以下、検討会議)が作成した議会基本条例見直し案が議長に答申されたのが、6月8日でした。議員の多数が了解した案であり、議長が受け取った案でした。その案があったにもかかわらず、結果は今期中に結論を持たないという方向で進められそうです。

 新城市議会として、見直し案を評価・助言してもらうために、山梨学院大学の江藤先生をお呼びしました。江藤先生の評価は、「新城市議会の基本条例案を読んだ。最先端の事例が盛り込まれている。豊富な材料を基礎に、よく検討したことがわかる。敬意を表する」でした。全国の議会基本条例作成にご尽力されている方からの評価でしたので、これで見直しの方向が了承されると考えていました。

 しかし、新城市議会はそうは判断しませんでした。「議会活動の検証をしているか?」「様々な仕組みが盛り込まれているもののその連携は?」などの指摘に飛びついてしまいました。既に議会改革検討会議は解散し、議会改革特別委員会(以下、特別委員会)が組織されていましたので、判断は特別委員会に移っていました。

 その特別委員会の丸山委員長と鈴木眞澄副委員長と議会事務局が、再度、現基本条例を一から検証し直す方向を出したことから見直し議論が狂い始めました。「何を馬鹿なことを言っているのか。検証をしたから見直し案がまとめられたのではないか」と指摘しましたが、その方向は変わりませんでした

 全国で進められている議会改革を理解できていない議員が、新城市議会にも何人もいます。そのために、議会改革検討会議では、議会改革の流れ、全国の先進議会を学び、検討会議メンバー以外にも傍聴を呼びかけ、さらに議員傍聴者には発言も許可することにしました。議会改革検討会議では、検討会議の見直し案が、特別委員会で最終調整される方向が示されていましたので、初めから全員参加を求める声は多数の議員からあがっていました。

 しかし、検討会議の委員長だった中西議員が「議長が指名した10名を変えるわけにはいかない」などの声におされ、最終的には10名のメンバーを変えることはしませんでした。そのために、上記の条件で全ての議員の参加を求めていたのです。10名以外の議員が、見直し案を「私は、メンバーでなかったので知らない」とならないように、議事録要約、検討会議の資料など、メンバーと同等の情報は提供していました。

 しかし、傍聴にもまともに参加しない議員が、今回の議会改革特別委員会では、「議会改革の必要性を感じない」と主張を繰り返し、議論をここまで遅らせてしまいました。

 全員一致をめざすのは結構ですが、議会改革の流れを理解しないまま、自説を繰り返す議員の意見を聴き過ぎた運営を改められなかった丸山委員長、鈴木眞澄副委員長の責任は重いと考えています。何回も「傍聴にも来ず、議会改革の流れを理解していないままでの発言は注意すべき」と委員長に提案しましたが、言いたい放題の状態でした。

 特にひどかったのは山崎、浅尾議員(共に検討会議メンバー以外)でした。何回指摘しても「今まで通りで問題ない」と、新城市議会が置かれている状況を理解できないままの発言を繰り返しました。6月8日の僕のブログの一部を以下に示します。

 「議会改革特別委員会が、最終案をまとめます。正副委員長の選ばれた背景が推測通りであれば、検討会議案は、今後の参考程度になる可能性があります。「こんな見直しもやったね」で終わってしまわないように、「ここまで時間をかけて真剣に議論を重ねてきた。検討会議に加わらなかった議員にも傍聴をお願いし、傍聴席からの意見も可能として、極力、情報も提供してきた。この場になって、傍聴もしなかった議員が、これがわからない、こんな条文はいらない、などと言うべきでない。自らどの様な議論が行われたかを理解して参加して欲しい。6年間も見直しをしてこなかったのだ。市民福祉向上を最優先に、覚悟をして参加すべき」と、議員の甘えを許さない主旨で、きつく意見を述べさせてもらいました。

 何にしても、これまでの様な副委員長としての権限はありませんので、外野席から騒ぐだけになるかもしれません。検討会議案がどの様に変わっていくか、市民のみなさんに見届けて欲しいと思います。役に立たない議員が、議会改革特別委員会で、あぶりだされるでしょう。そんな議員は、半年後の選挙で選ばないことです。特別委員会最終案がどの様に変わるか、以下の検討会議案を手元に置いておいてください」

 心配した最悪の結末を迎えそうです。議会改革を理解できない議員が見事にあぶり出されました。山崎議員は、記者生活から見てきた議会のあり方を何回も主張しましたが、何十年も前の遅れた議会しか見ていないのです。現在の議会改革の流れを理解しないまま、「東三河では新城市議会は進んでいる。他の議会と足並みをそろえるべきだ(井の中の蛙大海を知らず状態から抜けられない。改善の意欲無し)」「細かいことは書く必要はない。書かなくても理解できる(あなたが理解できないから書くのだと何回も指摘)」と繰り返しました。

 山崎議員に「あなたが必要ないという根拠は」「この条文の何が問題か」と問えば、「答える必要はない」「今のままで良い」という答弁を繰り返すのです。まるで議論になりません。この対応に、丸山委員長も議会事務局も何の指導もありませんでした。

 浅尾議員が不思議なのは、いつも「市民が主人公」と主張し、市民をないがしろにする議会を批判しているのですが、議会基本条例の見直しにブレーキばかりをかけるのです。議会改革の流れは、市民福祉向上のために、議会のあり方を変える手段の一つとして議会基本条例を充実させようとしているのです。

 浅尾議員には、会議以外でも「議会改革の流れをしっかり理解して欲しい。共産党議員として議会改革をしっかり位置付けてほしい」と何回も要請しましたが、結局は、「今の基本条例で問題は感じない」となってしまいました。全国的にも議会が市民の信頼を得ていない、議会の存在意義が問われていると言われています。

 このことを、共産党議員が知らないわけがありませんが、浅尾議員は、議員個人が頑張れば何とかなると考えているかのようです。議会基本条例が求められた背景を理解できていません。議会改革の流れは、議会自体の質を上げなければ、二元代表制を実現できないという段階にきているのです。議員個々が頑張るだけでは、自治体の抱えている多くの課題が解決できないという状態になっているのです。市長だけが政策を提案するだけでは、簡単に抱えている課題は解決できません。議員が議論をし、議会としての政策をまとめ上げ、市長との政策競争をする時代にはいっているのです。

 そのために、志のある議員を中心に、議会改革が進められています。議員でいることに安住してしまう議員が、まだまだどこの議会にもいます。その議会を変えなくては、市民に信頼される議会になるわけがありません。議会の政策提案など夢のまた夢で終わってしまいます。

 変えたくない議員の意識を変えることはほとんど不可能です。議員のあり方の認識が違っているのです。市民福祉向上のためという大きな目的の一致点があれば議論になると思いますが、結果から見れば、おそらく市民より自分の保身が上にあるのでしょう。

 議会改革を理解できないと考えられる議員は他にもいます。村田、柴田(以上両名は、検討会議メンバーだったという自覚がありません)、打桐議員です。今期中に見直しを実現させると明言していた(何回も実現の覚悟で臨んでいると明言)丸山委員長、鈴木眞澄副委員長の責任は重大です。基本条例の見直しにブレーキをかける議員は少数なのに、見直しの大半を両論併記状態にしました。丸山議員は、議会運営委員会の委員長でもありますが、既に議会運営委員会の部会で、基本条例見直しの落としどころを委員に諮ったようです。なぜ、特別委員会で議論もしていないことを、議会運営委員会で議論できるのでしょうか?

 議会基本条例の見直しを指示しながら、不正常な特別委員会の議論を黙って見ていた下江議長の責任はさらに重大です。中西副議長もほとんど責任放棄状態です。検討会議の委員長であったのにもかかわらず、特別委員会の成り行きを静観している状態でした。どうも新城市議会において、リーダーと言われる位置に就くためには、議会改革の志は、邪魔なようですね。

 議会改革を進めることは、議員の質のばらつきを考えれば至難の業ではあります。市民の力がどうしても必要です。議会改革が進んでいる議会には、志を持ったリーダーがいます。残念ながら、新城市議会にはそれだけのリーダーがいないということです。検討会議で、全国の先進議会の取組を学び、江藤先生からも十分な評価を得た見直し案が宙に浮きそうです。次の議会に先送りするとお茶を濁すことで、議会改革も宙に浮きます。なぜ、責任を持って次の議会に渡すことにこだわらないのかと、非常に残念です。

 「これ以上忙しくなることはかなわん(何が忙しいのでしょうか?この程度の活動で忙しいなんて言えば、給料泥棒と言われると思います)」という議員に流されました。何のために議員が存在しているのか理解できない議員を誕生させては、市民の不幸です。次の市議選は、議会改革の流れを理解できる議員を選んで欲しいと切に願います。

posted by 地産池消 at 07:03| 愛知 ☀| Comment(0) | 議会改革検討会議 | 更新情報をチェックする