2016年04月28日

「ロングトレイル」中高年に人気

 4月28日の中日新聞に載った記事ですが、「『ロングトレイル』中高年に人気」「自然や文化に触れ、歩く」という言葉が目に留まりました。記事は「自然や地域の文化に触れながら長距離を歩くロングトレイルが、リタイア世代や中高年女性グループの人気を集めている」と始まっています。

 新城市にとって追い風になりそうな記事です。これまで新城市は、三宝として「人」「自然」「歴史と文化」を強調してきました。しかし、外に向けた発信力があまりなかったように思います。三宝が点となっており、線、面への広がりが無く、新城市への滞在時間が短く、観光面から見て非常にもったいない状況が続いています。

 全国の自治体はどこでも、地域の魅力は一杯あると宣伝し、何とか交流人口(=観光客)を増やそうと努力していますが、そう簡単に観光客増に結び付けることはできません。これまでもよく言われていることは、「あるもの探し」の必要性です。ないものねだりではなく、あるものをどの様に磨き、光輝かせるかです。

 客観的に見て、新城市には磨けば光るものは沢山あります。市HPを見れば、観光地百選(鳳来寺)、森林浴の百選(愛知県民の森)、日本の滝百選(阿寺の七滝)、日本の棚田百選(四谷千枚田)、日本の百名湯(湯谷温泉)などと、いくつもの○○百選に選ばれた資源が一杯あることがわかります。これらの資源の結び方で、ロングトレイルになります。問題は、それらの資源をどの様に誰が磨くのか、磨かれた資源をどの様に魅力あるコースに仕上げるかです。

 行政だけでできるとは思えません。市長も盛んに言っている「自治」を活かすしかないと思います。何のために磨くのか、何のために観光客を増やすのかなど、新城市の将来の姿を市民が共有する前提が必要になります。具体的に責任を持って資源磨きをする市民組織(地域協議会を有効に活用)を作り、市民と行政の協働が進めば、住民にとっても自慢できる魅力ある資源が見えてくるでしょう。

 具体的に一つの事例を提案します。東海自然歩道が、新城市内に35.9kmの長距離を通っています。新城市の魅力ある資源(阿寺の七滝、鳳来寺山など)を歩きます。管理は愛知県です。一部維持管理は新城市に委託されています。この35.9km区間の魅力を上げれば、少なくない人が、新城市のリピーターになってくれるでしょう。
 
 今回のブログにつながることになりますが、4月23日には、奥三河観光協会主催で、東海自然歩道「愛知静岡県境・鳶ノ巣山・阿寺の七滝コース大会」が開催されました。東海自然歩道を活かしたいという思いもあり、参加してきました。参加者約90名でした。中日新聞の通り、参加者の大半は中高年、女性のグループ参加も多くありました。中高年が、魅力あるコースを選び、自由に出歩ける時代が来ていると感じました。

 歩いて感じたことです。都会の雑踏を離れ、清流が流れ、鳥の鳴き声が聞こえ、自然に向き合える条件はありますが疑問も残りました。また来ようという魅力があるのかという疑問です。新緑の季節ですが、コース周辺の山には杉・檜が植えられ、新緑が少なく景色が単調です。清流が流れているのに、川岸には杉・檜です。休憩所の老朽化が進み、もてなしの心が十分感じられませんでした。

 東海自然歩道を活かしながら、周辺の魅力を広げていけば、過疎進行中の地域に観光客を呼び込むことも可能だと思います。新城市の観光政策がまだぼやけています。新城市のどの資源をどの様に活かすかを、市民を巻き込みながら進めるしかありません。職員からは、「行政のできることはやっている」という思が伝わってはきますが、これまでの発想を捨てない限り、次の観光政策はできないのではないでしょうか。
 
 


東海自然歩道を歩いた時の写真を添付します。阿寺の七滝手前でバッテリーが切れました。準備不足。気になったヶ所です。
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posted by 地産池消 at 10:30| 愛知 ☔| Comment(0) | 観光 | 更新情報をチェックする